日本でも徐々に浸透しつつある遺伝子検査。
DNA検査、ゲノム解析とも呼ばれています。
唾液を採取するだけで自宅で簡単にできる遺伝子検査キットが普及し、
気軽に受けてみたいという声もずいぶん増えてきました。
そんな中、日本の2大遺伝子検査はGenelifeとMYCODEが知られてます。
どちらを購入しようか迷っている方も多いかと思います。
実際、私はDeNAのマイコードMYCODEを選んだわけですが、
その理由とこの二つの比較をまとめてみました。
検査項目と価格を比較する
GeneLife | 360項目 (疾患148項目+体質212項目) | 通常価格:29,800円 |
MYCODE | 280項目 (病気150項目+体質130項目) | 通常価格:32,780円 |
※ キャンペーン価格は期間限定。価格は全て税別。
購入前にもこの両者を色々と比べたりしていたのですが、
体質より病気のリスクを少しでも多く知りたい気持ちがあったので、
体質の検査項目数はあまり気にしていませんでした。
病気の項目数はどちらもほぼ同じなので迷いました。
価格の面では、期間限定キャンペーンや地方自治体からの助成などを
活用すれば、どちらもお得に買うことができますが、Genelifeの
キャンペーン価格の方が少し安くなることもあるようですね。
ただ、どうせ受けるなら価格より検査の精度・信頼性を重視したいなーと
漠然と考えていました。
検査の流れを比較する
自宅で唾液を採取して指定の容器に入れて郵送するだけなので、
痛くもかゆくもなく、どちらも同じ流れですね。
20歳以上であれば誰でも受けられるし、妊娠中でも問題ありません。
遺伝子は生涯変わるものではないので、一生に一度受けるだけで良い
(マイコードの場合)のもいいです。
検査方法と検査結果の違い
Genelife(ジーンライフ)と MYCODE(マイコード)
それぞれで遺伝子検査をやってみたら、結果が違った!
という口コミを見かけました。
なぜ各社で検査結果が違うのか?これは大まかに以下の理由があるようです。
解析の根拠となっているのが「個別遺伝子」と「病気」の関連性。
世界中の論文を参考にその病気を発症した患者の遺伝子を研究しています。
ある程度関連性が明らかになっている遺伝子は、各社とも近い結果が
出るけど、まだ確証がないものは各社でバラツキが出るようです。
どちらが信憑性があるか?精度が高いのか?については、
研究段階がゆえに、まだ未知数の部分もありそうだという印象です。
あとは、リスクの捉え方にも違いがあります。
ジーンライフの方が、少し甘めの判定ということなのでしょうか?
GeneLife(ジーンライフ)の特徴
解析実績46万人の遺伝子検査に特化した検査機関で、専門クリニックと
連携したり、漫画家の手塚治虫さんの遺伝子を解析するプロジェクトを
実施したりしています。認定制度「CPIGI認定」を取得済み。
がん、心筋梗塞、脳梗塞といった3大疾病、偏頭痛や花粉症などのアレルギー、
肥満タイプなどの体質を含めた約360項目の遺伝的な特徴を解析します。
検査結果では病気の概要から遺伝子の詳細までを説明しています。
MYCODE(マイコード)の特徴
DeNAグループ運営の遺伝子専門検査機関で、東京大学医科学研究所
との共同研究により遺伝子解析を行っていることで知られています。
認定制度「CPIGI認定」を取得済み。
世界最大手の遺伝子解析装置メーカー「イルミナ社」の高精度機器を
導入して、高い検査品質で約280項目の病気の発症リスクと体質を解析。
また遺伝子検査を完了したあとも、定期的に最新の研究成果を反映して
くれるので、最も正確な解析結果を半永久的にウェブ上で更新します。
遺伝子データは究極の個人情報。クレジットカード情報と同じ水準で
暗号化して厳重に管理され、監視カメラや指紋認証などのセキュリティ
も強化しています。
管理人がマイコードMYCODEを選んだ理由
マイコードは、東京大学との共同研究というのがポイントでした。
日本の信頼できる機関との連携で遺伝子解析をしています。
また、DeNAという豊富な資金力を持つ企業が運営しているので
最先端の遺伝子解析装置を使っているのもいいですね。
あとはMYCODEの場合、データを半永久的に更新してくれるところ。
Genelifeは一度検査をしたらそのままアップデートは無し。
新しい結果を知りたくなったら新しい製品を購入する必要がある。
それに対してMYCODEは検査結果を常にウェブ上でアップデート。
例えば将来新しい研究論文が出たら、それに合わせて解析結果を
更新してくれるので常に最新の結果がわかります。
一度検査を受ければ、そのまま一生受けなくていいわけです。
実際にマイコードで検査をしてみると、口コミ通り、検査結果や
病気の発症リスクが写真やイラストでわかりやすく説明されていて
すべて専門医の監修がされているのもとても良いと思いました。
マイコードの信憑性について
ちなみにMYCODEは質の保障として以下の4項目を挙げています。
適切な分析方法や精度管理が確立されているか?
→ 自社の解析センターでの徹底的な品質管理を行っている
検査結果の意味づけや解釈が十分されているか?
→ 信頼性の高い研究論文に基づくロジックの構築を行っている
検査結果による適切な予防・治療が行えるか?
→ 発症予防・促進要因を表示してセルフメディケーションを実践している
倫理的・法的・社会的問題の影響がないか?
→ 倫理審査委員会を設置している