久しぶりに遺伝子検査MYCODEからメールが届いた。
【新型コロナ】重症化リスクに関する項目追加および特設ページ公開のお知らせ
という内容のものだった。
ほほー。これはありがたい!タイムリーな検査で興味がわきます。
MYCODE遺伝子検査の素晴らしさといえば、過去に送った唾液で解析した遺伝子データを使って、新たに追加された検査項目に対して自動的に検査をしてくれる。もちろん追加料金は不要。一生に一度だけ唾液を郵送すればいいのだから素晴らしい。
参考までにMYCODEから届いたメールの内容を載せておきます。
いつもMYCODEをご利用いただき、誠にありがとうございます。この度、MYCODEでは新型コロナウイルス感染症の重症化リスクに関する項目を追加いたしましたのでお知らせいたします。
新型コロナウイルスに関する研究・項目追加については、コロナ禍の中で多くの会員様からご要望をいただいておりました。
今回の新項目の根拠とした研究は、国際的な研究チーム(The COVID-19 Host Genetics Initiative)による、多国間でのCOVID-19患者の重症化傾向について関連する遺伝子領域を解析したもので、1,860名の日本人データを含めた大規模な研究です。
新型コロナウイルス感染症に罹患し、重症化した患者集団と一般集団のゲノム的差異とは?今、まさに最先端の研究の成果を、MYCODEの新しい検査項目としてお届けします。
【新型コロナ】重症化リスクの検査結果
さっそく新しく追加されたという新型コロナウイルス感染症の重症化リスクに関する項目の結果を見てみました。
自分の新型コロナウイルス感染時の重症化リスク(OAS1遺伝子に基づく)は1.07倍でした。
グラフを見てみると、日本人の7割近くは自分と同じタイプの遺伝子を持っているようですね。
自分の嫁の結果は…、
新型コロナウイルス感染時の重症化リスク(OAS1遺伝子に基づく)は0.85倍。
日本人の約3割弱の人はこのタイプの遺伝子を持っているとのこと。
嫁の方が重症化しにくいということなのか…
検査の結果はあくまで統計情報に基づくものであり、リスクが高いから必ず重症化する、リスクが低いから必ず重症化しないということではありません。
ということで、遺伝子検査の結果にかかわらず、新型コロナワクチン接種後もマスク着用はもちろん、手洗いや換気に気をつけて過ごすのには変わりはありませんね。
新型コロナウイルス感染症の重症化リスクの項目 MYCODEの説明
以下、MYCODEのレポートより抜粋
新型コロナウイルス感染症の重症化リスクの項目追加にあたり、MYCODEではThe COVID-19 Host Genetics Initiativeにより2021年7月に科学雑誌「Nature」で発行された研究論文である、「Mapping the human genetic architecture of COVID-19 by worldwide meta-analysis」を採用論文としました。
論文で新型コロナウイルス感染症の重症化リスクに関連すると報告されたSNPの中から、MYCODEの基準を満たすと判断されたOAS1遺伝子領域に存在するrs10774671について、COVID-19疾患の重症化リスクにかかわる遺伝型としてお調べしております。
【OAS1遺伝子について】
OAS1遺伝子は12番染色体上に存在し、2′,5′-オリゴアデニル酸合成酵素というタンパク質の設計図となる遺伝子で、ウイルス感染に対する自然免疫応答に関連があると考えられています。